静かに忍び寄る橋本病

みたに内科循環器科クリニックの三谷です。
今回のブログでは、『静かに忍び寄る橋本病』について、お話ししたいと思います。

甲状腺の病気をかかえている人は実は多く、女性の10人に1人は橋本病(甲状腺機能低下症)であると言われています。
橋本病(甲状腺機能低下症)では、寒がり、まぶたがむくむ、皮膚がカサカサ、気力がなくなる、めまい、つかれ、生理不順などの症状が見られますが、徐々に甲状腺機能が低下するため、症状が全く無い人も数多くいます。

甲状腺機能が低下している状態を知らずに放置しておくと、徐々に物忘れがひどくなったり、認知機能が低下したり、人格が変化したりしてきます。
これらの症状は、認知症の症状とほとんど同じ事に気づかれると思います。
つまり、認知症の患者さんの中には、橋本病などの甲状腺疾患が原因である患者さんが多く含まれています。

また、代謝が低下するため、コレステロール値などが上昇し、血管の動脈硬化が進むため、脳梗塞にもなりやすいと言われています。高脂血症の患者さんの中には、橋本病などの甲状腺疾患が原因である患者さんが多く含まれています。

橋本病は、上記のように様々な疾患の原因となるため、欧米では、一定年齢以上の女性は、健康診断で必ず甲状腺ホルモンを測定していますが、残念ながら日本ではほとんど行われていないのが現状です。
日本では、多くの女性が、甲状腺の病気を持っている事に気づいていません。

甲状腺機能は血液検査で簡単に調べることができ、甲状腺機能が低下している場合、甲状腺ホルモンの補充療法により回復します。
自分の甲状腺の状態が気になる方は、他の医療機関通院中の方でも、お気軽にご来院ください。
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