急性心不全と慢性心不全、何がちがうの

横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。

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今回のブログでは、『急性心不全と慢性心不全、何がちがうの』について、お話ししたいと思います。

心不全とは

最近、心不全という言葉をよく聞きますが、心不全とはどのような病気でしょうか。

正常の心臓は、毎日、10万回拍動し、8トンの血液を肺からくみあげ、全身に送り出します。

この毎日8トンの血液を全身に送り出すという機能が低下したのが、心不全です。

心不全には、急性心不全と慢性心不全があります。

急性心不全とは

心臓の寿命が尽きかけ、心臓の機能が低下して、8トンの血液を肺からくみあげられなくなると、肺に水が溜まり、息苦しくなり、入院加療が必要になります。これが、急性心不全です。

慢性心不全とは

急性心不全の一歩手前の状態、心臓の機能が低下しているが、どうにか心臓が、8トンの血液を肺からくみあげ、全身に送り出しているため、息苦しさなどの症状がまだでない状態、これが慢性心不全です。

症状がないため、慢性心不全になっているのを気づかない人が多くいます。

大事な点は

最近は、新しい心不全の薬が4種類ほど、次々と登場し、その効果も確認されたため、たとえ、急性心不全になっても、心臓の寿命が延びることが期待されています。しかし、急性心不全になる度に、心臓の機能は大きく低下するので、症状のない慢性心不全の段階で治療する事が重要です

必要な検査は

残念ながら、健康診断で行っている心電図検査、胸部レントゲン検査だけでは、診断する事は困難です。

心不全の有無は、心エコー検査、BNPという血液検査で簡単にわかります。

糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)などの持病を持っている方、高齢の方は、定期的に、心エコー検査、BNPという血液検査を施行し、急性心不全で入院する前に、慢性心不全の有無をチェックし、必要があれば心不全の治療をしましょう。

心不全が心配になったら、循環器科で、心エコー検査、BNP検査を含めた診察をしてもらいましょう

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