心臓の寿命がわかるBNP

横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。

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今回のブログでは、『心臓の寿命がわかるBNP』について、お話ししたいと思います。

心臓病がもとで、入退院を繰り返して、寝たきりになる人が大勢いいます。

困ったことに、心臓は寿命が尽きかけるまで、胸が痛い、胸が苦しいといった症状がでません。

しかし、BNPという血液検査を行うと、自分の心臓の寿命が簡単にわかります。

BNP採血の結果により、あなたの心臓の状態は以下の4つに分かれます。

BNP35未満

BNP検査の数値が 35未満であれば、心臓病や、心不全が存在する可能性はほとんどないか、治療によりコントロールされている状態です。普通の日常生活(運動、仕事、家事)に、何ら問題がありません。

BNP35以上100未満

35以上100未満の場合は、心不全の原因となる心臓弁膜症、心筋梗塞、心筋症などが隠れている可能性が高くなるため、循環器専門のクリニックで精査を行う事が重要です。心疾患が見つかった場合、その心疾患を治療することにより、慢性心不全を予防する事ができます。

BNP100以上200未満

100以上200未満であれば、何らかの心疾患により心機能が低下していて慢性心不全の状態になっています。薬剤の服用や塩分制限により、心機能の悪化を防ぎ、心臓の寿命を延ばしていくことが重要です。

BNP200以上

200以上であれば、心機能の低下がさらに進行し、適切な治療を行わないと、慢性心不全から、心機能が急に低下して急性心不全で入院する可能性が高くなります。

大事な点は

このように、血液検査で簡単に心臓の機能が推測する事ができるBNPですが、あまり調べられていないのが現状です。

最近は、新しい心不全の薬が4種類ほど、次々と登場し、その効果も確認されたため、たとえ、かなりBNPが低下しても、心臓の寿命が延びることが期待されています。しかし、寝たきりや入退院をくりかえさないために、BNP35~200の間で、治療の必要性を検討する事が重要です

心臓の寿命が心配になったら、循環器科でBNP検査を含めた診察をしてもらいましょう。

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