当院は、心臓、動脈硬化、高血圧、高脂血症、甲状腺のクリニックです。

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当院は長後街道という幹線道路に面しており、大きな緑色の看板が目印です。
また、市営地下鉄立場駅から徒歩8分、相鉄線いずみ中央駅から徒歩6分とアクセスしやすい場所に立地しています。

予約はWEBあるいはLINEにて24時間受け付けております。
なお、LINE予約等が難しい方は電話予約も承りますので、受付時間内にお電話ください。

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高血圧

高血圧症の方へ

高血圧症

慶応義塾大学病院などで、長年、生活習慣病・心臓病の診療に内科および循環器の専門医として専念してきた経験から、病院で心筋梗塞や脳梗塞で、患者さんが入院してくるのを待つのではなく、積極的に病院の外に出て、地域のクリニックで、外来に来られた患者さんに、『相談してよかった』、『詳しく説明してくれて安心した』と思っていただけるように心を込めて診療し、横浜市・藤沢市から、心筋梗塞や脳梗塞で入院、寝たきりになる患者さんを、ゼロにすることが、重要であると考えるようになりました。そのため、当院では、生活習慣病である高血圧の診療にも力を入れております。

高血圧とは

高血圧症

高血圧とは、正常よりも血圧が高い状態で、収縮期血圧(上の血圧)140以上、拡張期血圧90以上の場合、高血圧の可能性があります。
現在、日本では高血圧の状態にある人が、約4,300万人いると言われています。
その数は、年齢が上がると増加し、60歳代では約6割、70歳代では約7割の方に高血圧が認められます。しかし、症状もないため、人間ドッグや健康診断で、高血圧を指摘されても、高脂血症(脂質異常症)などの他の生活習慣病と同様に、内科や循環器の専門医に診療してもらわずに、そのままにしている人も多いのではないでしょうか。

そもそも、血圧とは何でしょうか。
血圧とは、血液が血管内を流れる時に血管壁を押す圧力の事です。
血圧には130/80というように、上の血圧(収縮期血圧)と下の血圧(拡張期血圧)があります。
上の血圧は、心臓が収縮して大動脈弁が開いて、血管に心臓内の血液を送り出した時の血圧です。
太古の昔、海に住んでいた生命が陸にあがる時、脳と心臓の間に高低差が生じるため、重力に逆らって心臓から脳に血液を上げるために、そして全身の臓器に血液を送り出すため、血圧が必要となりました。
人間の正常の上の血圧は110前後ですが、キリンは人間に比べると心臓と脳の位置がかなり離れているため血圧が250前後となります。
下の血圧は、心臓が血液を出しきって、大動脈弁が閉まった時の血圧です。

人間の心臓は1日に約10万回拍動し、1日に約8トンの血液を、血管を通して、全身の臓器に送り出しています。動脈硬化や血圧上昇ホルモンの過剰分泌などにより、血管壁が徐々に固くなると、心臓はより強く血液を送り出さなければいけなくなり血圧が上昇します。これが高血圧です。
高血圧によって全身の血管が傷むため、心筋梗塞、心不全、脳梗塞、腎不全などあらゆる臓器に悪影響が出るため、治療が必要となります。

高血圧症

一番大事な点は、高血圧のような生活習慣病は、内科で治療(降圧薬の服用)を受けるのではなく、循環器の専門医を受診し、将来、心筋梗塞、心不全、脳梗塞、腎不全などにならないように、検査・診療をしてもらう事が重要です。

成人における血圧値の分類

高血圧治療ガイドライン2019

  診察室血圧(mmHg) 家庭血圧(mmHg)
  収縮期血圧   拡張期血圧 収縮期血圧   拡張期血圧
正常血圧 <120 かつ <80 <115 かつ <75
正常血圧高値 120-129 かつ <80 115-124 かつ <75
高値血圧 130-139 かつ/または 80-89 125-134 かつ/または 75-84
Ⅰ度高血圧 140-159 かつ/または 90-99 135-144 かつ/または 85-89
Ⅱ度高血圧 160-179 かつ/または 100-109 145-159 かつ/または 90-99
Ⅲ度高血圧 ≧180 かつ/または ≧110 ≧160 かつ/または ≧100
収縮期高血圧 ≧140 かつ <90 ≧135 かつ <85

高血圧症

家で測るといつも正常なのに、健康診断で高血圧を指摘されたと言って来院される方は多くいます。また、測る度に、血圧値が変動するため、どれが本当の血圧かわからなくなっている人も多いと思います。

実は、血圧は1日のうちでもかなり変動します。1回血圧を測定して、深呼吸してから、再度測定するだけでも、血圧値は変わります。上の血圧が120ぐらいの人でも、ややきつめの運動をすると上の血圧は200近くまで上昇します。会社の重要な会議で緊張していたりすると、それだけで上の血圧は30~50ぐらい上昇します。打撲・頭痛などいやな痛みを感じたり、自分が不快と感じる人に会ったり、怖いと感じる場所に行ったりするだけでも血圧は上がります。また寒さでも血圧があがります。寒い部屋で血圧を測定すると、上の血圧が20以上、上がる人は多くいます。

自宅で血圧を測ると正常なのに、クリニックや健康診断で測ると血圧が高くなってしまうのは、クリニックや健康診断で何か言われるかもしれない、あるいは新たな病気が見つかるかもしれないと緊張されるためです。

したがって、自分の本当の血圧、基礎血圧を知る事が重要となります。そのためには、家庭血圧の測定がとても有効となります。

コラム 家庭血圧計の選び方


血圧計は、電気店などに行くと、上腕で測る血圧計、手首で測る血圧計、指で測る血圧計の3種類が売られています。店員さんから、上着を肘までまくらなくてもいいから、手首や指で測る血圧計の方が簡単ですよと言われ購入された方もいらっしゃると思います。しかし、血圧は、心臓をでた直後と、上腕のあたり、手首のあたり、指ではすべて異なります。
現在、高血圧のデータはすべて、上腕で測る血圧のデータを基にしています。また、手首や指の動脈は細いのでうまく測定できない場合も多々あります。
血圧計は上腕にカフを巻いて測るタイプの血圧計を購入しましょう。

また、家庭血圧計で測定した血圧と、病院で測定した血圧の違いが大きすぎるため、家庭血圧計のデータはあてにならないと考えている患者さんも多くいらっしゃいます。
家庭血圧計も病院用の血圧計と同様に、出荷前に承認過程で国際的な臨床評価プログラムに沿った精度検定が行われています。ですから、家庭用血圧計は、正確です。
クリニックや健康診断で測ると血圧が、家庭血圧より高くなってしまうのは、クリニックや健康診断で何か言われるかもしれない、あるいは新たな病気が見つかるかもしれないと緊張されるためです。

コラム 家庭血圧計の測定の仕方


血圧は、運動や緊張などにより、1日のうちでもかなり変動します。そこで、その人の本当の血圧である基礎血圧を知る事が重要です。基礎血圧が高い場合は、高血圧の治療が必要となります。正しい基礎血圧を知るには、正しい血圧測定方法を知る事が重要となります

当院では、循環器の専門医として、測定回数については1日2回をお勧めします。
朝は、寝ている間の血圧や脈拍を低く抑えた副交感神経優位の状態から、活動するために交感神経優位の状態に変化します。徐々に交感神経優位の状態に変化する人と、切り替わるときに過剰に交感神経の活動が高まった後、交感神経優位の状態に落ち着く人がいます。 過剰に交感神経の活動が高まった場合、血圧も一時的に高くなってしまいます。
したがって、朝のみの家庭血圧で高血圧の薬を調整すると、必要以上に高血圧の薬を服用している可能性があります。

朝と晩に家庭血圧を測定することにより、その人の24時間の血圧変動の状態を正確に把握する事ができ、適切な量の高血圧の薬を選ぶ事ができます。
朝、晩の血圧測定は2回測定して、その平均をとるのが理想とされています。
しかし緊張しやすい人は、血圧を測定しなければならないと思うだけで血圧が上がります。そのような場合、朝、晩とも血圧を3回測り、たいていの場合、測る度に緊張がゆるむので、2回目の血圧と3回目の血圧を記録する方が現実的です。
生活習慣病である高血圧は、合併症が出るまで、症状がありません。症状がないのに、血圧を測定する事は、大変だと思いますが、将来のため、当院では血圧測定をお勧めしています。

高血圧症を放っておくと

心臓は1日10万回動きますので、高血圧を放置しておくと、全身の血管が1日10万回高い血圧にさらされる事になります。 人間の心臓は、1日約10万回動いていて、約8トンの血液を血管に送り出しています。毎日10万回、1カ月に300万回、1年に3600万回、上の血圧が正常血圧の120以下で血管に血液を送り出すのと、例えば上の血圧が1日中、170ぐらいと強い圧(血圧)で血液を送り出すのでは、血管の傷み方に雲泥の差がでます。 高血圧の状態になると、脈を打つたびに少しずつ血管が傷み、塵も積もれば山となるように、動脈硬化が増悪し、やがて、脳卒中、心筋梗塞、腎不全(透析)となり、寝たきりにつながります。 健康診断で高血圧を指摘されたが、全く症状がないからと放置しておかれる方も多いと思いますが、それは大変危険な事です。合併症により生活に支障がでる前に、内科あるいは循環器の専門医の診療を受けることをお勧めします。

現在、高血圧は、ほとんどの場合原因不明です。 大事な点は、高血圧のこわい合併症である脳卒中、心筋梗塞、腎不全(透析)、寝たきりは、血管が高い圧にさらされる事によっておこります。 したがって、原因が治療できなくても、血圧を正常値に下げてしまえば、合併症の危険性はかなり低くなります。年をとってからの寝たきりなどを防ぐために、若い時から手入れをしておく事が重要です。 現在、厚生労働省のデータによると、平均的な要介護期間は、男性は約10年、女性は約13年となっています。介護状態になると、本人がつらいだけでなく、家族の負担も増え、老人ホームの費用など出費も膨大となります。 できるだけ健康でいる時間を延ばすことが理想的です。

高血圧の治療

高血圧症

もし、当院に来院して諸検査の結果、高血圧の治療(降圧薬の服用)が、必要となった場合、いきなり薬を出すのではなく、下記の様にあなたの希望を伺いながら治療をしていきます。また、循環器の専門医として、さまざまな高血圧の合併症にも対応しながら、診療を行っています。

  • すぐに、治療(降圧薬の服用)を始めたい
  • まず、減塩や体重コントロールをしてみて、効果がなければ、治療(降圧薬の服用)を始めたい
  • なるべく、薬は飲みたくないので、心電図・レントゲン・エコー検査等で、脳や心臓などの重要臓器に悪影響の所見がみつかれば、治療(降圧薬の服用)を始めたい
  • 医師にまかせる

高血圧の場合、血圧はどれくらい下げれば良いのでしょうか。 高血圧学会の降圧目標を下記に掲載します。

高血圧治療ガイドライン2019

  診察室血圧(mmHg) 家庭血圧(mmHg)
75歳未満の患者
糖尿病患者
慢性腎臓病患者(尿蛋白陽性)
抗血栓薬を服用患者
冠動脈疾患患者
脳血管障害患者
(両側頚動脈狭窄、脳主幹動脈閉塞なし)
130/80
未満
125/75
未満
75歳以上の患者
慢性腎臓病患者(尿蛋白陰性)
脳血管障害患者
(両側頚動脈狭窄、脳主幹動脈閉塞あり、または未評価)
140/90
未満
135/85
未満

まずは、食塩制限、運動、体重のコントロールなどにより、降圧目標を目指します。生活習慣の改善で血圧をコントロールできない場合は、降圧薬を服用する事を考えましょう。
実際に、高血圧の診療を受ける場合、どのような薬が処方されるのでしょうか。
現在、高血圧の治療に多く使われる薬として、Ca(カルシウム)拮抗薬、ARB、降圧利尿薬があります。
全身の血管が収縮して細くなってしまうと、心臓が全身に血液を送り込むためには、心臓がより強く収縮して、血圧を上げる必要があります。
血管の壁にある平滑筋が収縮する事により、血管全体が細くなり、血圧が上昇します。Ca(カルシウム)拮抗薬は、血管の平滑筋の収縮力をやわらげることにより、血圧を正常に戻します。
また、血圧を上昇させるホルモンとして、レニン、アンジオテンシンというホルモンがあります。このホルモンの働きを抑えるのがARBと言う高血圧のお薬です。ACE阻害薬と言う高血圧の薬も同じようにレニン、アンジオテンシンというホルモンを抑えますが、ARBと比べると血圧低下作用が弱く、また風邪もひいていないのに咳がでるという副作用があるため最近はあまり使われていません。
塩分を摂り過ぎると、血液中の塩分濃度が濃くなってしまいます。あまりにも濃い海水だと魚が生きられないように、全身の細胞に悪影響をあたえるため、体は、血管内に水分をためこんで、血液中の塩分濃度を一定にしようとします。
しかし、血管内に余分な水分をためこむと、血管がパンパンとなり、血圧が上昇してしまいます。
降圧利尿薬は、余分な塩分と水分を、尿として排泄する事により、血圧を正常に戻します。

これらの薬で血圧をコントロールできない場合や、高血圧の他に合併症がある場合β遮断薬なども使用します。

よくある質問 高血圧の薬を、一度服用したら止められないの?


外来に来られる患者さんから、よく『高血圧の薬を一度服用したら止められないと他のクリニックで聞きましたけれど本当ですか』とか、『高血圧の薬を一度服用すると止められないので、薬を飲む時期をできるだけ遅らせたい』、あるいは、『頭痛などの症状がないのに、なぜ薬を服用しないといけないのか』という質問を受けます。
高血圧治療の目的は将来多くの人がかかる、脳梗塞や心筋梗塞、心不全、そして、それらの病気が原因となって引き起こされる『寝たきり』を防ぐことです。
現在、厚生労働省のデータによると、平均的な要介護期間は、男性は約10年、女性は約13年となっています。介護状態になると、本人がつらいだけでなく、家族の負担も増え、老人ホームの費用など出費も膨大となります。

寝たきりの大きな原因の一つが、高血圧です。
高血圧の原因は不明なため、高血圧そのものをなくす事はできません。
しかし、血圧を薬などにより、正常にすることにより、高血圧のこわい合併症である脳梗塞や心筋梗塞、心不全、認知症、寝たきりを予防する事ができます。
高血圧の治療は、血管が傷んで脳梗塞や心筋梗塞、心不全、寝たきりになる前に開始して、自分が健康な生活をおくりたい間は続けるのが、一番良い方法です。

よくある質問 昨日上の血圧が180まで上がりとても心配です


外来に来られる患者さんから、よく『いつもは正常なのに、昨日上の血圧が180まであがりとても心配です』とか、『頭痛がするので測ったら、上の血圧が200まで上昇していました。脳卒中になるのが心配です』、という質問を受けます。
高血圧で皆さんに、覚えていてほしい事が2つあります。
1つ目は、血圧は1日のうちでもかなり変動するという事です。
1回血圧を測定して、深呼吸してから、再度測定するだけでも、血圧値は変わります。
上の血圧が120ぐらいの人でも、ややきつめの運動をすると上の血圧は200近くまで上昇します。頭痛などが出て、心配になり血圧を測ると、心配や緊張だけで上の血圧は30~50ぐらい上昇します。
2つ目は、血圧は、常に高い時に問題となります
人間の心臓は、1日10万回動いていて、8トンの血液を血管に送り出しています。毎日10万回、1カ月に300万回、1年に3600万回、上の血圧が正常の120以下で血管に血液を送り出すのと、例えば上の血圧が1日中、170ぐらいと強い圧(血圧)で血液を送り出すのでは、血管の傷み方に雲泥の差がでます。血管の傷み方がひどくなると、脳梗塞や心筋梗塞、心不全、認知症となり、その結果寝たきりとなります。
したがって、時々上の血圧が200までなっても、普段の血圧が正常であれば問題ありません
なるべく、朝夕の血圧を家庭で測り、上の血圧140以上3日間連続して上昇していれば、循環器の専門医である当院に相談に来てください。

生活習慣の改善について

高血圧症

生活習慣病である高血圧は、塩分制限、運動、肥満の解消、禁煙、適度なアルコール、ストレスの解消などの生活習慣に気をつけていただく事により、高血圧が改善傾向となります。
ここでは、減塩と運動についてお話しします
塩分を減らすという事は、多くの人にとって、たいへん難しい事です。
WHO(世界保健機関)が勧めている1日の塩分摂取量は1日6gですが、日本人は現在1日11.2gの塩分を摂取しています。
しかし、塩分を減らすことにより、高血圧の薬を服薬しなくて済む、あるいは、高血圧の薬を増やさなくて済む可能性があります。

食塩摂取量が多ければ多いほど高血圧になります。
なぜ、塩分を多くとると高血圧になるのでしょうか。
血液中の塩分濃度(ナトリウム濃度)は、生命が誕生した太古の海の塩分濃度と同じであると言われています。太古の海の塩分濃度は、人間の体の中の1つ1つの細胞が生きていくのに適切な塩分濃度です。
食塩を摂りすぎると、血液中のナトリウムの濃度が高くなります。血液中のナトリウム濃度が高くなると、それが中枢神経に働いて、太古の海の塩分濃度に戻すため、のどが渇き、人は水分を摂ります。水分を摂ると血管に流れる血液量が増え、血圧が高くなります。つまり、食塩を摂りすぎると体内のナトリウムと水分の量を調整するために血液量が増え、高血圧になるというわけです。
高血圧のある方は塩分摂取量を1日6g前後に減らした方が良いと言われています。
また、塩分摂取量を減らすと血圧が低下する事は、日本を初め、多くの国々の研究で確かめられています。
食塩の過剰摂取は高血圧だけでなく、心不全・脳卒中・腎不全の他、腎結石、骨粗鬆症、胃癌にも悪影響を与えると言われています。
長い間に身についてしまった塩分過剰摂取の習慣を治すのは容易ではありません。
日本人の塩分過剰摂取の原因として、みそ汁、漬物、麺類の汁などがあります。少しずつ、これらの食品の食べる頻度を少なくしていきましょう。 また、ゆっくり噛みしめながら食べる事により、おかず本来の味を堪能する事ができるようになり、おかずにかける塩や醤油の量を減らす事ができるようになります。
当院では、循環器の専門医として、5分で自分の食塩摂取量がわかる質問票をご用意しております。興味がある方はお気軽にお声掛けください。

高血圧症

運動不足も血圧に関連しています。たとえ体重が変わらなくても運動することにより血圧は低下します。ただし運動を始めると、胃腸の調子も改善し、食事量が増え肥満になる人もいますので、要注意です。
運動としてはウォーキングがおすすめです。初めはゆっくりした速度で短時間から開始してください。徐々にスピードを速くし、運動時間も増やしていきます。運動の強度としては、ゼーゼーしない程度、ウォーキングの途中で友人と出会ったらすぐに会話できる程度の強さが理想です。
息を整えてからしゃべらないといけないほどの運動は、かえって心臓に負担をかけます
運動している最中は、普段の安静時よりも血圧が上がるので、高血圧をある程度コントロールしてから開始する事が重要です。また、できれば高血圧による心臓合併症が無いか、循環器の専門医の診療を受けて心エコー検査や運動負荷試験で調べておくことも、おすすめします。

若年高血圧

高血圧には、実は、2種類あります。
今まで、解説してきたのは、本態性高血圧といって、主に、中年以降に発症し、主に動脈硬化が関与している高血圧です。
時々、若年高血圧といって、20代や30代、40代でも高血圧を認めることがあります。この場合、動脈硬化などによる本態性高血圧よりも、二次性高血圧の可能性が高くなります。
二次性高血圧とは、クッシング症候群、褐色細胞腫、原発性アルドステロン症、副甲状腺機能亢進症などの、ホルモン分泌異常による高血圧や、腎血管性高血圧など、特定の原因による高血圧です。
その場合、原因を特定して、治療をしないと高血圧は改善しません。
当院では、二次性高血圧の原因を特定できる検査は施行できません。
若年高血圧が認められる場合は、循環器専門医等ではなく、高血圧専門医の資格を標榜しているクリニックを受診してください。

当院は長後街道という幹線道路に面しており、大きな緑色の看板が目印です。
また、市営地下鉄立場駅から徒歩8分、相鉄線いずみ中央駅から徒歩6分とアクセスしやすい場所に立地しています。

クリニック名
みたに内科循環器科クリニック
診療科目
内科 循環器内科
院長
三谷 和彦
(医学博士/日本内科学会認定医/日本循環器学会専門医/慶應義塾大学医学部卒)
住所
〒245-0023 神奈川県横浜市泉区和泉中央南3丁目1-66 フォレストいずみ中央
アクセス
相鉄線「いずみ中央」駅徒歩6分
市営地下鉄「立場」駅徒歩8分
TEL
045-806-5067
受付時間
休診日:水曜午後・土曜午後・木曜・日曜・祝日
日祝
9:00-12:00
15:00-17:30

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