高血圧でよくある質問 その3 『高血圧の薬はいつから飲み始めるといいの?』
横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。
おかげさまで、『役に立つ健康の豆知識ブログ』が、1年間で、42万4800人の人(訪問者数)に、閲覧していただきました(2023年2月16日調べ)
今回のブログでは、『高血圧の薬はいつから飲み始めるといいの?』について、お話ししたいと思います。
減塩や減量、運動などさまざまな方法を試しても血圧が下がらない場合は、どうすれば良いでしょうか。
以前のブログにも書いたように、心臓は1日10万回動きますので、高血圧を放置しておくと、全身の血管が1日10万回高い血圧にさらされる事になります。
高血圧の状態になると、脈を打つたびに少しずつ血管が傷み、塵も積もれば山となるように、動脈硬化が増悪し、やがて、脳卒中、心筋梗塞、腎不全(透析)となり、寝たきりにつながります。
現在、高血圧は、ほとんどの場合原因不明です。
大事な点は、高血圧のこわい合併症である脳卒中、心筋梗塞、腎不全(透析)、寝たきりは、血管が高い圧にさらされる事によっておこります。 したがって、原因が治療できなくても、血圧を正常値に下げてしまえば、合併症の危険性はかなり低くなります。
年をとってからの寝たきりなどを防ぐために、若い時から手入れをしておく事が重要です。
もし、減塩や減量、運動などさまざまな方法を試しても血圧が下がらない場合は、高血圧のお薬を飲む事をおすすめします。
それでは、いつから高血圧のお薬を飲むべきでしょうか。 高血圧の人は、血管が高い血圧にさらされて、毎日少しずつ血管が傷む事を考えると、できるだけ早くお薬を飲む事をおすすめします。
つまり、『高血圧の薬はいつから飲み始めるといいの?』という質問に対する答えは『今でしょ!』となります。
一番大事な点は、高血圧を指摘されたら、そのまま様子を見るのではなく、循環器科で診察をしてもらう事が重要です.
当院では、このように皆さんの健康に役立つブログを多数掲載しております。 ぜひ、当院ホームページのトップページに戻り、【役に立つ健康の豆知識ブログ】や、その他の院内情報を、ご覧ください。
当院は長後街道という幹線道路に面しており、大きな緑色の看板が目印です。また、市営地下鉄立場駅から徒歩8分、相鉄線いずみ中央駅から徒歩6分とアクセスしやすい場所に立地しています
