健診で、高血圧を指摘された方へ

横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。

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今回のブログでは、『健診で、高血圧を指摘された方へ』について、お話ししたいと思います。

《始めに》

現在、日本では高血圧の状態にある人が、約4300万人いると言われています。

その数は、年齢が上がると増加し、60歳代では約6割、70歳代では約7割の方に高血圧が認められます。しかし、症状もないため、人間ドッグや健康診断で、高血圧を指摘されても、高脂血症(脂質異常症)などの他の生活習慣病と同様に、内科や循環器の専門医に診療してもらわずに、そのままにしている人も多いのではないでしょうか。

《高血圧とは》

高血圧とは、正常よりも血圧が高い状態で、収縮期血圧(上の血圧)140以上、拡張期血圧(下の血圧)90以上の場合、高血圧の可能性があります。

《高血圧を放っておくと》

人間の心臓は、1日約10万回動いていて、約8トンの血液を全身の血管に送り出しています。高血圧を放置しておくと、全身の血管が1日10万回高い血圧にさらされる事になります。

毎日10万回、1カ月に300万回、1年に3600万回、上の血圧が正常血圧の120以下で血管に血液を送り出すのと、例えば上の血圧が1日中、170ぐらいと強い圧(血圧)で血液を送り出すのでは、血管の傷み方に雲泥の差がでます。

高血圧の状態になると、脈を打つたびに少しずつ血管が傷み、塵も積もれば山となるように、動脈硬化が増悪し、やがて、脳卒中、心筋梗塞、腎不全(透析)となり、寝たきりにつながります。

大事な点は、高血圧のこわい合併症である脳卒中、心筋梗塞、腎不全(透析)、寝たきりは、血管が高い圧にさらされる事によっておこります。

したがって、血圧を正常値に下げてしまえば、合併症の危険性はかなり低くなります。年をとってからの寝たきりなどを防ぐために、若い時から手入れをしておく事が重要です。

現在、厚生労働省のデータによると、平均的な要介護期間は、男性は約10年、女性は約13年となっています。介護状態になると、本人がつらいだけでなく、家族の負担も増え、老人ホームの費用など出費も膨大となります。

できるだけ健康でいる時間を延ばすことが理想的です。

健康診断で高血圧を指摘されたが、全く症状がないからと放置しておかれる方も多いと思いますが、それは大変危険な事です。合併症により生活に支障がでる前に、高血圧あるいは循環器の専門医の診療を受けることをお勧めします。

当院にご来院いただければ上記方針で検査いたします。

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