【本当の血圧】 実は、健康診断や診察室の血圧は、あなたの本当の血圧ではありません
横浜市泉区で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。
この医療ブログを読んで気になった方は、迷わずに当院を受診してください。
はじめに
家庭の血圧ではなく、病院やクリニックの血圧を基にして高血圧を治療している場合には、注意が必要です。
ある患者さんの話
以前、他のクリニックから当院に相談しに来た患者さんの話ですが、この方の本当の血圧は110前後でしたが、他のクリニック受診時の血圧が緊張のため、170まで上昇していたため、1種類降圧薬を処方されました。1ヵ月後、他のクリニックを再受診しましたが、その際も緊張のため、血圧が170まで上昇していたため、2種類の降圧薬を処方されてしまいました。次の月、受診された際も、緊張のため170まで診察室での血圧は上昇していたため、3種類の降圧薬を処方されました。その翌月、ふらふらして歩きにくいという症状がでていて、先生にご相談したそうですが、今日の診察室の血圧が170あるから、そのためでしょうと言われ、4種類の降圧薬を処方されたため、当院に相談に来院されました。
本当の血圧
実は、健康診断や診察室の血圧は、あなたの本当の血圧ではありません
健康診断や診察室の血圧は、多くの場合、緊張などの影響により、本当の血圧より高くなってしまいます
家で、5~15分安静にして測定する血圧が、緊張や運動や寒さなどの影響がない、あなたの本当の血圧です。
家で血圧を測る場合も、1回目の測定は、多少緊張しているので、高くなる傾向があり、2回目と3回目の血圧が、あなたの本当の血圧に近いと言われています。
また、朝方の血圧は、朝の忙しさや寒さ、副交感神経から交感神経への切り替えの影響により、本当の血圧より高くなる傾向があるので、風呂に入る前、飲酒する前の夕方の血圧が、あなたの本当の血圧に近いと言われています
その後の経過
当院では、その人の本当の血圧である、家庭血圧を基にして降圧薬を処方しているため、家庭血圧計を買ってもらい、家庭血圧の測定の仕方も教えました。その結果、家庭での上の血圧が80以下である事が判明し、降圧薬を飲みすぎて、ショック状態に近付いているためふらつきがでている事が判明しました。前医の薬を、1種類ずつ減量し、最終的に薬をゼロにしたところ、患者さんの上の血圧が正常値である110まで回復しました。
白衣高血圧
診察室での血圧が、自宅で安静にしている状態で測定する血圧よりも高くなることを、白衣高血圧と呼びます。医者の白衣を見ると緊張して血圧が、上がるという意味です。
日本人の場合、かなり多くの人が、白衣高血圧の可能性があります。
この患者さんのように、家庭血圧を測らずに、診察室の血圧だけで薬を処方され、血圧の下がりすぎでショック状態になる人もいます。
高血圧の薬を飲んでいる方は、必ず家庭血圧を測定して、自分の本当の血圧がいくつぐらいか確認してください
重要な事は、
ただ、診察室で血圧を測り、薬を処方してもらうだけではなく、必ず家庭血圧を測定して、自分の本当の血圧がいくつぐらいかを確認しながら治療をうけてください。家庭血圧は朝・夕の2回測定するのが理想的です。当院にご来院していただければ、正しい家庭血圧の測り方を、ご説明致します。
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