コレステロールは、血液検査だけしていれば安心?いいえ違います

みたに内科循環器科クリニックの三谷です。
今回のブログでは、『コレステロールは、血液検査だけしていれば安心?いいえ違います』について、お話ししたいと思います。

高コレステロール血症は、自覚症状がないままに、静かに血管にコレステロールが潜り込み『プラーク(コレステロールなどによってできた塊)』と呼ばれる隆起が血管内にできて、血管が狭くなってしまいます。
やがて、血管が閉塞して、脳梗塞や心筋梗塞、寝たきりになる、実はこわい病気です。

血液検査では、まず、脂質の主な成分である、悪玉(LDL)コレステロール、善玉(HDL)コレステロール、中性脂肪の値を血液検査で調べます。

次に、コレステロールなどの数値に異常があった場合、なぜその異常が起きているかを調べます。
高脂血症は、甲状腺機能低下症などのホルモン異常や、糖尿病・腎臓病・肝臓病などの病気や、ステロイド薬による治療、経口避妊薬でも起こります

遺伝的に肝臓で、悪玉(LDL)コレステロールを作りすぎてしまう人もかなりいます。
やせているのにコレステロールが高い、若い時からコレステロールが高い場合は、遺伝的な高脂血症の可能性があります。
遺伝的な高脂血症の場合、若い時から動脈硬化が進むため、普通の人よりも早く脳梗塞や高脂血症になりやすいので要注意です。

コレステロールなどの血液検査で異常があった場合は、頚動脈エコー検査や心エコー検査を行う事がとても重要です。

頚動脈エコー検査では、脳の血管に続く頚動脈に『プラーク(コレステロールなどによってできた塊)』が無いか狭窄がないかを調べます。もし、プラークがあれば、もう脳卒中予備群なので、早めに治療を開始しましょう。

また、心エコー検査では、高脂血症によって、心臓の弁が固くなり、逆流などの心臓弁膜症の所見ができていないかを調べます。心臓弁膜症の所見があれば、心不全予備群なので、早めに治療を開始しましょう。


エコー検査は、約20分間で終了します。母親のおなかの中の赤ちゃんの発育状況を調べるのにもエコー検査を使うことからもわかるように、体に害はありません。

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