家族・仕事・家・車の事だけでなく、自分のことも心配してあげてください。脳梗塞・心不全で、寝たきりにならないために、30~40代からでも早すぎない、50~70代でも遅すぎない動脈硬化予防 《その2》

自分の動脈硬化はどこまで進行しているかチェックしましょう

横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。

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今回のブログでは、『家族・仕事・家・車の事だけでなく、自分のことも心配してあげてください。脳梗塞・心不全で、寝たきりにならないために、30~40代からでも早すぎない、50~70代でも遅すぎない動脈硬化予防  その2 自分の動脈硬化はどこまで進行しているかチェックしましょう』について、お話ししたいと思います。

≪動脈硬化はいつから始まるのでしょうか≫

動脈硬化は、20~30代から、すでに、始まっています

動脈硬化は中高年になってから起こるものだと誤解されている人も多いと思いますが、諸説ありますが、20歳前後から徐々に進行します。

≪自分の動脈硬化はどこまで進行しているかチェックしましょう≫

残念なことに、動脈硬化が進行して、血管が狭窄しても自覚症状がありません。

自覚症状が出るか出ないかで様子を見ていると、動脈の内腔がどんどん狭窄して、ある日突然、動脈が完全に詰まると、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な自覚症状がでて、はじめて気づく人が多いのが現状です。

また、動脈硬化の原因は、高血圧、高脂血症、糖尿病、甲状腺機能低下症、肥満、喫煙、運動習慣など多岐にわたるため、動脈硬化指数のような基準はありません。

そのため、下記の検査を施行して、自分の動脈硬化はどこまで進行しているかチェックしてもらう事が、大切です。検査は、動脈硬化の原因を特定する検査と、実際にどの程度動脈硬化があるか調べる検査に分かれます。

≪動脈硬化の原因を特定する検査≫

(生活習慣)                   喫煙歴、肥満度、運動習慣、睡眠時間

(血液検査項目)            コレステロール値、血糖値、尿酸値、甲状腺機能

(一般検査項目)           血圧、心電図、胸部レントゲン(胸部大動脈の動脈硬化をチェック)

≪実際にどの程度動脈硬化があるか調べる検査≫

(一般検査項目)           心電図、胸部レントゲン(胸部大動脈の動脈硬化をチェック)

心エコー検査                心臓弁膜症の有無、慢性心不全の有無を調べます

頚動脈エコー検査         脳動脈に直結する頚動脈の動脈硬化を調べます

腹部エコー検査            腹部大動脈の動脈硬化の程度、腹部大動脈瘤の有無を調べます

≪健診や人間ドックを受けていれば大丈夫?≫

健診や人間ドックを毎年受けているから、大丈夫だと思っている人も多いと思います。

残念ながら、通常の健診や人間ドックでは、甲状腺機能や心エコー検査、頚動脈エコー検査などが抜けている事が多いので要注意です。健診や人間ドックでは、中性脂肪は空腹時で検査する場合が多いのですが、動脈硬化と関連するのは、食後の中性脂肪です。また、腹部エコー検査も胆石の有無等の簡易検査が多く、腹部大動脈の動脈硬化の程度まで調べることは、少ないのが現状です。橋本病に代表される甲状腺機能低下症は女性の10人に1人、男性の30人に1人の頻度で発症し、知らずに放置しておくと動脈硬化が進行するこわい疾患ですが、検査されないことが多いので要注意です。

心エコー検査によって心不全の元になる心臓の弁の動脈硬化の程度、頚動脈エコー検査によって脳梗塞の原因となる脳動脈の動脈硬化の程度を頚動脈の動脈硬化によって推察できるので、できれば、1年に1回はチェックしておくのが理想です。

一番大事な点は、動脈硬化を示唆する検査所見や、動脈硬化の原因となる疾患を放置すると、動脈硬化が進行し、脳卒中・心筋梗塞・心不全などで、寝たきりになる場合もありますので、そのまま様子を見るのではなく、循環器科で心臓専門医に診察をしてもらう事が重要です

当院にご来院いただければ上記方針で検査いたします。

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