安全なウォーキング、危険なジョギング
横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。
今回のブログでは、『安全なウォーキング、危険なジョギング』について、お話ししたいと思います。
健康管理に気をつける人が増え、街中でも、ウォーキングやジョギングをしている方をよく見かけます。
ただし、健康のために行っている運動が裏目にでる事もあります。
ジョギングは2つの点に注意が必要です。
1つ目は、固いアスファルトの上でジョギングをすると、ウォーキングに比べて、膝関節への負担が大きくなり、年老いてから膝関節症による歩行障害や寝たきりにつながることがあります。
陸上競技場のトラックで走れば、膝関節への負担が軽くなるので良いのですが、なかなか、そのような恵まれた環境でジョギングできる人は少ないのではないでしょうか。
2つ目に心配な点は、ウォーキングに比べて、ジョギングは心臓への負担が大きいことです。
マラソン中に心停止に陥り、AEDにより救命された芸能人の話など、耳にした事があると思います。
この間、ある医学雑誌に、市民マラソンなどで一般ランナーに交じって出走し、参加者のケガや事故に対応するランニングドクターとして参加した医師が、心停止になり、回りの人に助けられたという体験談が掲載されていました。
このように、過度に心臓に負担をかけると、誰でも狭心症発作や心停止を起こす恐れがあります。
一方、回りの景色やお花を眺めながら、ゆっくりとしたペースで歩くのでは、あまり運動効果がないと言われています。
そこでお勧めしたいのは、インターバル・ウォーキングです。
インターバル・ウォーキングについては、次回のブログでご説明します
安全なウォーキングをするためには 毎日しなくてはいけないという強迫観念は捨てましょう。
雨の日、蒸し暑い時間帯、寒い時間帯はさけ、また、気分が乗らない日もさけ、楽しくウォーキングをしましょう。
「何十分歩かないと」という強迫観念は捨てましょう 。
また、ウォーキングを始める前に、まずかかりつけの医師にウォーキングをする許可を得てください。
その上で、最初は5分ぐらいから始めましょう。
そして徐々に時間とスピードをのばしていきましょう
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