家族・仕事・家・車の事だけでなく、自分のことも心配してあげてください。脳梗塞・心不全で、寝たきりにならないために、30~40代からでも早すぎない、50~70代でも遅すぎない動脈硬化予防 その1
動脈硬化の主原因であるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が、日本では放置されています
横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。
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今回のブログでは、『家族・仕事・家・車の事だけでなく、自分のことも心配してあげてください。脳梗塞・心不全で、寝たきりにならないために、30~40代からでも早すぎない、50~70代でも遅すぎない動脈硬化予防 その1 動脈硬化の主原因であるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が、日本では放置されています』について、お話ししたいと思います。
≪動脈硬化とは≫
体を街に例えると、心臓とか、脳などの街があるとすると、動脈は上水道、静脈は下水道に相当します。
人間の体は、動脈を通して血液が酸素や栄養分を全身に運び、静脈を通して、血液が二酸化炭素や老廃物を運び出す仕組みとなっています。
例えば、心臓という街がいくら立派でも、水道管にあたる動脈が詰まると街の機能がマヒしてしまいます。これが心筋梗塞です。脳という街で、水道管にあたる動脈が詰まると脳梗塞に、水道管にあたる動脈が破裂すると脳出血となります。
≪動脈硬化はどうしておきるの≫
血液中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が多いと、血管壁の中にLDLコレステロールが入り込んでしまいます。入り込んだLDLコレステロールは、毒性があって有害な酸化LDLになります。これを排除しようと、血液中の白血球の1つであるマクロファージが、血管内に侵入し、酸化LDLを食べてしまいます。しかし、次から次に、LDLコレステロールは血管内に侵入するので、マクロファージ内に、酸化LDLがどんどんたまり、ついに、マクロファージ自体も壊れて破裂してしまい、そのまま血管内にとどまります。このようにして動脈硬化が形成され、血管の内腔が狭くなり、動脈硬化で血管の内腔がふさがると、脳梗塞や心筋梗塞となります。
動脈硬化の主原因であるLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が、日本では放置されています
上記のように、動脈硬化が起きるきっかけは、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)過剰です。これに、高血圧、糖尿病、甲状腺機能低下症、肥満、喫煙、不適切な食事、不適切な運動習慣が加わると、動脈硬化の進行は加速します。
令和5年6月に開催された、第59回日本循環器病予防学会学術集会で、約2万5000人あまりの地域住民の健診データを解析したところ、正常値の140よりかなり高いLDLコレステロール(悪玉コレステロール)180以上の患者さんの95%が未治療であることが判明しました。
このように、5~10年だと、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高くても何も起こらないからといって、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)高値を放置するため、日本では、他の先進国に比べて、寝たきりの期間が大幅に増加しています
一番大事な点は、動脈硬化を示唆する検査所見や、動脈硬化の原因となる疾患を放置すると、動脈硬化が進行し、脳卒中・心筋梗塞・心不全などで、寝たきりになる場合もありますので、そのまま様子を見るのではなく、循環器科で心臓専門医に診察をしてもらう事が重要です
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