脳梗塞・心筋梗塞・寝たきりにならないコレステロールの食事療法  体に良い脂肪?体に悪い脂肪?

横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。

 

今回のブログでは、『脳梗塞・心筋梗塞・寝たきりにならないコレステロールの食事療法 体に良い脂肪?体に悪い脂肪?』について、お話ししたいと思います。

コレステロール値の異常を指摘された方が、将来、脳梗塞・心筋梗塞・寝たきりならないためには、まず、食事療法を試みましょう。
体に良い脂肪と体に悪い脂肪があるのを、ご存知でしょうか

食事に含まれている脂肪の主な成分は脂肪酸です。
この脂肪酸には、悪玉(LDL)コレステロールを低下させ、体に良いので積極的に食べた方がいい脂肪酸と、悪玉(LDL)コレステロールを上昇させるため、体に悪いのであまり食べない方が良い脂肪酸があります。

体に良い脂肪酸は、オリーブオイル、なたね油、ごま油、大豆油などの植物性の脂肪や、サバ、イワシ、アジなどの魚の脂肪です。

体に悪い脂肪は、豚の脂、牛の脂、鶏皮、ベーコンなどの動物の脂肪です。
脂肪の多い乳製品、洋菓子、アイスクリーム、ココナッツ油なども体に悪いので控えましょう。

マーガリンなどの植物脂を加工したトランス脂肪酸も、悪玉(LDL)コレステロールを増やし、善玉(HDL)コレステロールを減らすので注意しましょう。アメリカでは、現在食品中のトランス脂肪酸の含有量を表示する事が義務付けられています。

悪玉(LDL)コレステロールが高い場合には、まず、食事の量や栄養バランスに気をつけて、それでも改善しない場合は、1日のコレステロール摂取量を200mg/日以下に抑えましょう。ちなみに、卵の黄身1個には250mgのコレステロールが含まれています。コレステロールが高い方は卵の摂取を1週間に2~3個にした方が良いでしょう。

中性脂肪が高い場合には、生活習慣(食べ過ぎや運動不足)の改善が、とても大切です。
特に、清涼飲料水やスナック菓子は、糖類が非常に多く、中性脂肪を増やしやすいので注意しましょう。アルコールもできるだけ控えましょう。

日頃から、体に良い脂肪を食べる事を、心がけるようにしましょう

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