■令和8年5月号■ 心房細動と言う不整脈は、年をとると、誰でもなる可能性がある病気です。その心房細動に潜む4つの危険とは何でしょうか。どうすればその危険から逃れられるでしょうか。一緒に考えていきましょう。
横浜市泉区で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。
この医療ブログは、みたに内科循環器科クリニックの医師三谷和彦が監修しました。
この医療ブログでは、医学的根拠に基づいた正確でわかりやすい情報を発信しています。皆様の健康維持のお役に立てれば幸いです。監修者のプロフィールはこちらをチェックしてください。
この医療ブログを読んで気になった方は、迷わずに当院を受診してください。
はじめに
日本人の心房細動の有病率は加齢とともに急増し、全体で約100万人以上(男性に多い)の患者がいると推定されています。
高齢化により5年後の2030年には約200万人に達すると推測されています。
心房細動には、4つの危険が潜んでいます
心房細動には、脳梗塞、頻脈性心不全、徐脈によるペースメーカー植え込み、心疾患の合併などの4つの危険が潜んでいます。
特に、心房細動が原因の脳梗塞を発症・治療した著名人には、長嶋茂雄さん(元巨人軍監督)、小渕恵三元首相、イビチャ・オシム元サッカー日本代表監督などがいます。いずれも血栓が脳に飛ぶ重大な脳梗塞を引き起こし、長嶋さんは右半身麻痺のリハビリを長年続けた事で、皆さんの記憶にも刻まれていると思います。
なぜ、心房細動という心臓の病気で脳梗塞になるのでしょうか
心房細動になると、心房の収縮がなくなるため、心房内で血栓ができやすくなります。心臓は血液を全身に送り込む役目があるので、心臓内にできた血栓が脳に流れていき、そこで詰まり、脳梗塞となります。
心房細動が原因の脳梗塞は、心原性脳塞栓症と言われ、「前触れなく突然発症」し、「大きな血栓が太い血管を塞ぐ」ため、「重症化しやすく再発しやすい」という特徴があります。麻痺や意識障害が重く、後遺症が残りやすい非常に危険なタイプの脳梗塞です。
心房細動が頻脈になる事によって起こる事は
心房細動脈になると、正常の脈(洞調律)に比べると、脈拍が100回/分以上の頻脈になりやすくなります。
頻脈が続くと、心臓がマラソンをしている時と同じ状態が続くので、心室の筋肉が疲弊・脆弱化し、心臓のポンプ機能が疲弊し、心不全となり、全身に血液を送り出せなくなり、息切れ、全身のむくみ、疲れやすさを引き起こします。
心房細動でペースメーカーが必要となることもあります
心房細動は心拍が速くなる事が多いのですが、高齢者では、逆に、脈が過度に遅くなる「徐脈性心房細動」になり、ペースメーカーが必要となる場合があります。
特に、失神、眼前暗黒感(目の前が暗くなる)、めまいなどの症状が出現した場合、植え込みの適応となります。
心房細動に合併する疾患
高血圧、弁膜症、心筋症などが心房細動の原因となり、さらに心房細動がこれらの心疾患を悪化させる「悪循環」が生まれます。
逆に、高血圧、弁膜症、心筋症を治療する事によって、心房細動の発症が防げます。
心房細動とその合併症から、あなたの身体を守るためには、どうしたら良いでしょうか
心房細動とその合併症から、あなたの身体を守るために大事な事は、心房細動の早期発見です。
動悸を感じたら、脈が不規則に打っている事を自覚したら、健診で心電図所見に不整薬に関するコメントが記載されていたら、家庭血圧のチェックの際に不規則脈波などの表示がでたら、迷わずに、心臓クリニックを受診してください。
最後に
当院では、このように皆さんの健康に役立つブログや、病気の解説を、ホームページ上に多数掲載しております。
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