脈が抜ける、脈が飛ぶ
横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。
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今回のブログでは、『脈が抜ける、脈が飛ぶ』について、お話ししたいと思います。
原因となる不整脈は?
家庭血圧計で血圧を測定している最中や、喉や胸が詰まる感じがして気になって脈を診ている最中に、脈が抜ける、脈が飛ぶことを感じた人は、多いと思います。
脈が抜ける、脈が飛ぶといった症状の原因となる不整脈は、ほとんどの場合、期外収縮です。
期外収縮には、心房性期外収縮と心室性期外収縮があります
期外収縮の原因は?
期外収縮の原因は、大きく分けると3つあります
1つは、狭心症・心筋梗塞、心臓弁膜症、心筋症(肥大型、拡張型)、心不全などの心疾患によるものです。心疾患が見つかった場合は、不整脈を悪化させないために、原因となる心疾患の治療が必要です。
1つは、他の内臓の病気が悪化して、心臓に負担をかけている場合です。
1つは、長時間労働などの肉体的ストレスや、精神的ストレス、アルコールやカフェインの取りすぎなどにより、自律神経を乱れて、期外収縮が増えている場合です。
残念ながら、健康診断で行っている心電図検査、胸部レントゲン検査だけでは、不整脈や不整脈の原因となる心疾患を診断する事は困難です。
必要な検査は、
心疾患の有無を調べるために、心エコー検査、運動負荷検査、心筋トロポニンT定性検査、BNP検査等施行します。
甲状腺疾患など、他の内臓の病気の有無を確認するため、血液検査を施行します。
心室頻拍や心房細動など、期外収縮以外の危険な不整脈が隠れていないかを調べるためホルター心電図検査を施行します。
検査を受けることが安心につながります。
期外収縮以外の不整脈が見つからず、心疾患や治療が必要な内臓疾患がなければ、このまま、様子を見ていても大丈夫です。普段の生活に制限はありません。アルコールやカフェインの取りすぎを避け、十分な睡眠をとることにより、期外収縮の発生を減らすことができます。
当院では、あなたの脈が抜ける、脈が飛ぶ原因が、上記疾患のいずれかに該当するか、検査および治療致します。
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