横浜市泉区で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。

この医療ブログを読んで気になった方は、迷わずに当院を受診してください。

はじめに

多くの人は、足腰が弱くなると、老いを感じるようになりますが、実際には、老いは、足腰からではなく、血管からくるのはご存知でしょうか

人は血管から老いるとは、

年齢を重ねるとともに、足腰が悪くなって、徐々に動けなくなり、寝たきりになる人はいます。しかし、皆さんが、日頃から運動を心がけるようになり、足腰から老いて、寝たきりになる事は少なくなりました。

ほとんどの人は、足腰からではなく、血管の動脈硬化による脳卒中、狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、心不全、透析などになり、寝たきりになるため、最近は、『人は血管から老いる』と言われるようになりました。

血管から老いるのを防ぐためにできる事

血管から老いるのを防ぐためには、日頃から、運動をしたり、食事に気をつける事が大事です。具体的には、人は高齢になると代謝が低下するので、必要な栄養分も減りますので、ごはん、パン、麺類などの炭水化物を控えましょう。運動や散歩やジョギングよりも、速歩を取り入れたインターバルウォーキングがおすすめです。

病理学の専門家によると、動脈硬化は、中年からではなく、既に20代から始まっているそうです。そのため、若い人も、自分の動脈硬化がどこまで進んでいるかを把握するため、下記のエコー検査をする事も重要です。しかし、日本では、下記のエコー検査は、ほとんどの健康診断や人間ドックで行われていないため、平均寝たきり期間が男性で約９年、女性で約１２年と、世界一の寝たきり大国になっています。

血管の健康度をチェックする検査は

頸動脈エコーで、頸動脈の動脈硬化の有無を調べる事により、脳梗塞を防ぎましょう。心電図をとり、以前の心電図と比較する事により、狭心症を防ぎましょう。心エコーで、弁の逆流の程度などを調べることにより心臓弁膜症を防ぎ、また、壁運動を調べ、心不全を防ぎましょう。ＢＮＰ検査をして、心臓の機能を評価して、心不全を防ぎましょう。腹部エコー検査で、肝臓だけでなく、腎臓の状態も調べ、透析を予防しましょう。

当院に来院していただければ、上記検査は施行できます。

検査で、何らかの動脈硬化が見つかったら

検査で、何らかの動脈硬化が見つかった場合、その原因となる疾患を探し出して、食事療法や運動療法を行い、必要であれば治療を開始しましょう。

重要な事は

４０歳以上になったら、人は、血管から老いるという事を常に意識して、心臓動脈硬化の専門クリニックで上記の検査を受け、動脈硬化の程度を調べ、必要があれば、動脈硬化の原因をしらべ、その治療をしましょう

ご心配な方は、当院にご来院ください。

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