胸痛を感じたら その2 胸痛の原因を調べる検査

横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。

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今回のブログでは、『胸痛の原因を調べる検査』について、お話ししたいと思います。

胸痛で来院された患者さんは、どのような検査が必要でしょうか。 来院時は、聴診、心電図、胸部レントゲン検査、血液の検査を行います。

聴診とは、聴診器で心臓や肺の音を聴く診察で、とても重要です。 胸痛の原因となる大動脈弁狭窄症は、聴診だけで診断がつく場合があります。

胸痛の原因となる心筋梗塞、肥大型心筋症に特徴的な所見はありませんが、心不全を合併すると、心臓にふだんは聞こえないⅢ音やⅣ音が聞こえたり、肺でラ音が聞こえる場合があります。 新たな心雑音が聞こえる場合は、心筋梗塞による心室中隔穿孔が疑われます。

命の危険が迫っている明らかな心筋梗塞は、1枚の心電図ですぐに診断できます。 しかし小さな心筋梗塞は、1枚の心電図では診断する事が困難です。その場合は以前の心電図を参考にして、軽微な変化があるか否かで診断します。

したがって、将来心筋梗塞になる可能性のある、高血圧・高脂血症・糖尿病などの持病がある方、ご高齢の方は、かかりつけのクリニックで定期的に心電図検査をしておくことが重要です。

胸部レントゲン検査では、気胸や肺癌などの肺疾患がわかります。ただし、小さい肺癌や心臓の裏に隠れた異常を見つけるには、胸部CT検査が必要になる場合があります。

狭心症・心筋梗塞に特徴的な胸部レントゲン所見はありませんが、心臓のシルエットが拡大している場合や、胸水がたまっている場合は、何らかの心疾患が存在している可能性が高くなります。

血液検査では、心臓そのものには大きな原因は無いが、他の臓器の疾患が、心臓に負担をかけているケースなどがわかります。

また、15分で判定できる心筋トロポニンTという血液検査は、心電図に変化がでにくい小さな心筋梗塞をみつけるのに威力を発揮します。

心筋梗塞になる一歩手前の狭心症の診断は、心電図検査だけではできません。狭心症の診断には運動負荷試験が必要です。

また、心エコー検査を行う事により、胸痛の原因となる大動脈弁狭窄症や肥大型心筋症などをみつける事ができます 。

一番大事な点は、胸痛を感じたら、そのまま様子を見るのではなく、循環器科で診察してもらう事が重要です。 当院にご来院いただければ上記方針で検査いたします。

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