健診で心雑音を指摘されたら
横浜市で開業している、みたに内科循環器科クリニックの三谷です。
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今回のブログでは、『健診で心雑音を指摘されたら』について、お話ししたいと思います。
健診などで心雑音を指摘されると、自分の心臓がどうにかなるのではないかと、不安に感じる人も多いと思います
心臓は、1日に10万回収縮して、8トンの血液を全身に送り出します。心臓には、左房、左心室、右房、右心室という4つの部屋があり、その出口に、僧帽弁、大動脈弁、三尖弁、肺動脈弁という弁(ドア)がついています。心臓がドキンと収縮する度に、4つの弁(ドア)が開閉し、聴診器で聞くと、Ⅰ音、Ⅱ音という音が聞こえます。心臓の弁(ドア)の開閉に異常が生じ、Ⅰ音、Ⅱ音以外の音が、聴診器で聞こえるようになると、心雑音と呼びます
心雑音の原因として、大きくわけると3つあります。
1つは皆さんが心配されているように、心臓の病気によるものです。
代表的な病気として、心臓弁膜症などがあります。
心臓弁膜症などは、心エコー検査をする事により診断がつきます。心臓弁膜症などと診断がついたら、必ず、BNPという心臓のホルモンを測定して、現在のあなたの心臓の状態を調べます。BNPが高値の場合は、心不全を予防するため、薬物療法や手術が必要になる場合があります。
2つ目の原因として、心臓そのものには大きな原因は無いが、貧血や甲状腺疾患など、他の臓器に疾患があり、心臓に負担をかけているケースです。 血液検査などをして、その疾患の治療を行うことにより、心臓にかかる負担が減り、心雑音も消失します。
3番目の原因として、健診の際の過度の緊張などにより、自律神経が乱され、心臓を流れる血液量が増加するため、心雑音が生じる場合です。
当院では、あなたの心雑音の原因が、上記疾患のいずれかに該当するか、順序立てて、検査および治療致します。一度、当院を受診してみてはいかがでしょうか
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